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AIに仕事を頼むコツは「誰向け?」から。チラシ・メール・社内資料で始める実践入門

AIに仕事を頼むコツ。「誰向け?」から始めよう。AI研修の集合写真

AIを使ってみたい。でも、仕事で何を頼めばいいのか分からない。

そんな方は、まず「いつも自分がゼロから考えているもの」を一つ選んでみてください。チラシの文章、メールの返信案、社内の説明資料。完成品を一度で作ろうとするより、たたき台を一緒に作るところから始めるのがおすすめです。

今回は、2026年10月9日のAI研修で扱った実践の中から、明日から試せる依頼のコツをまとめました。

1.最初に伝えたいのは「誰向けか」

同じタイヤ展示会の案内でも、初めて来店する方と、いつも利用しているお客様では、伝える内容が変わります。新規の方にはお店の特徴を、既存のお客様には今回の企画を。まず読者を決めると、依頼も具体的になります。

研修でも、チラシづくりでは誰に届けたいかを伝えることを重視しました。

OpenAIの公式ガイドでも、作業の背景、欲しい成果物、長さや文体などの条件を明確にする考え方が紹介されています。[1]

2.「何を作るか」と「確定した条件」を添える

「いい感じに作って」だけで終わらず、使う場面と必要な情報を足してみましょう。難しい指示書にする必要はありません。新人スタッフに仕事をお願いするように、分かっていることを伝えれば大丈夫です。

例えば、こんな依頼です。以下は研修の実践をもとにした架空の入力例で、実在する店舗の告知ではありません。

「自動車整備工場の既存のお客様向けに、スタッドレスタイヤ展示会の案内文を作ってください。開催日は11月14日・15日、時間は9時〜17時。A4チラシに載せる見出しと、短い説明文、予約への案内が必要です。親しみやすい文体にしてください。価格・住所・電話番号は未確定なので、作らず『要確認』としてください。」

日程、価格、連絡先など、まだ決まっていない情報まで埋めてもらう必要はありません。「未確定の情報は推測しない」と一言添えるのも、仕事で使うための工夫です。

3.一回で終わらず、直したい点を具体的に伝える

最初の案が少し違っても、そこで終わりにしなくて大丈夫です。

「見出しをもっと短く」「専門用語を減らして」「予約方法がすぐ分かる順番にして」。気になる部分を絞って追加の依頼をします。

研修では、チラシの文字や色を変える依頼を重ねる実践も紹介しました。文章なら、誰に何を伝えたいかに戻って修正すると、方向を決めやすくなります。公式ガイドも、最初の結果を見て依頼を改善する反復を勧めています。[1]

4.メールと社内資料にも同じ考え方を使う

メールなら「誰への返信か」「何を伝えるか」「丁寧さ」「長さ」を。社内資料なら「誰が読むか」「理解してほしいこと」「使う資料」「ページ数」を伝えます。

例えば、公開して差し支えない電話応対手順をもとに「新人向けに、最初に覚えることを4項目で整理してください」と頼む方法があります。長い説明をそのまま渡すより、確認しやすい形を作るためのたたき台として使うイメージです。

顧客名簿や個別の相談内容などを、そのまま入力することは避けましょう。会社の利用ルールを確認し、公開情報や架空の例から試してください。

5.見た目が整っていても、使う前に人が確認する

研修の資料づくりでは、見た目が整っていても、指定した対象がすべて入っていない場面がありました。出来栄えと内容の正確さは、分けて確認する必要があります。

チェックするのは、日付・価格・連絡先、必要な項目の抜け、元資料との一致。根拠が必要な記述は、公式資料を開いて確認します。別のAIによるチェックも補助になりますが、それだけで正しさが保証されるわけではありません。

OpenAIのガイドでも、出典や不確かな点を示させ、正確さや必要項目を確認する方法が紹介されています。[1]

まずは、明日の仕事を一つ選んでみる

いきなり会社全体を自動化する必要はありません。「毎回、書き始めに時間がかかるもの」を一つ選んで、誰向けか、何を作るか、どんな条件かを伝えてみる。

たたき台を作り、修正し、人が確認して使う。この流れを一度体験すると、次に頼みたい仕事も考えやすくなると思います。

AIを、日々の仕事を一緒に進める相棒として、少しずつ使ってみてください。

出典・参考資料

[1] 発行元:OpenAI/資料名:ChatGPT Enterprise Prompting Guide/直接URL:https://developers.openai.com/cookbook/examples/chatgpt/chatgpt_prompt_guide/chatgpt_prompt_guide /ページ記載日:2026年4月27日/確認日:2026年10月10日。Enterprise向け資料ですが、本記事では背景・指示・条件を整理する一般的な考え方を参照しています。特定機能・料金・提供範囲の根拠としては使用していません。

制作の基礎資料:高橋真樹のAI研修の会話記録(2026年10月9日、Notta記録「AI研修セミナー:基礎から最新トレンドまで」)。本記事は講師自身の実践を編集・要約した紹介です。研修記録は非公開のため、第三者による外部検証はできません。参加者名や個別の取引情報は掲載していません。非公開記録のURLは掲載しません。

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高橋真樹

この記事の執筆者

高橋 真樹(株式会社ラブアンドフリー 代表)

AI・SEO・YouTubeを軸にした中小企業向けマーケティング支援を行う。

特に自動車業界(販売店・整備工場)向けのWEB集客・YouTube活用の講演を多数実施。

これまでに、損保ジャパンAIRオートクラブ、自動車整備振興会、ロータス、BSサミット全国大会、ダイハツ販売店、商工会議所、損保ジャパン プロ代理店向け研修、第一生命保険など全国の団体・企業にて登壇。

年間100本以上の講演・研修を行い、AI時代の集客戦略を発信している。

2026/10/10

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