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ピクサー・アニメーション・スタジオは、創業以来、「トイストーリー」「ファインディングニモ」などのヒットを連発してきました。

映画ファンは本書をピクサー史として読むかもしれませんが、紹介している戦略や社風は多くの企業の参考になります。

著者はピクサーの共同創業者。


同社は財務体質を強化するため、2006年にウォルト・ディズニーの傘下になりましたが、創造性で勝っていたことは歴史が証明しています。

著者は自身が映画制作の場で得たアイディアの育て方や創造的な組織づくりの秘訣を語っています。

一人の天才に頼るのではなく、チーム・組織としてクリエーティブになると。


この言葉こそ、ピクサー流マネジメントの核。


ピクサーで創造的な仕事をして成功を収め、ディズニーの再建も任せられて、「アナと雪の女王」の大ヒットに至る過程を、成功も失敗も挫折も隠さず書いています。


立場に制限されず、自由なコミュニケーションが必要と説く点は日本のビジネスパーソンの参考になります。










  2014/11/21