企業でAIと人は共存できるのか？ ― 大企業リストラと「新しい仕事」が同時に生まれている理由 ―

企業でAIと人は共存できるのか？

― 大企業リストラと「新しい仕事」が同時に生まれている理由 ―

最近、海外を中心に
Amazon、IBM、Verizon など大企業のレイオフ（人員削減）のニュースが相次いでいます。

こうしたニュースを見ると、

• 「AIのせいで仕事が奪われているのでは？」

• 「この先、人の仕事はなくなるのか？」

と不安になる方も多いと思います。

しかし実は今、
AIによって仕事が「減っている領域」と「増えている領域」が、はっきり分かれ始めています。

今日はその構造を、できるだけ分かりやすく整理してみます。

なぜ大企業ではリストラが起きているのか？

今回のレイオフの背景には、単なる不景気だけでなく
AI導入による業務構造の変化があります。

特に影響を受けているのは、

• 定型的な事務作業

• マニュアル化された管理業務

• 人が介在しなくても回るバックオフィス業務

これらは、AIや自動化ツールで
「人がやらなくても回る仕事」**になりつつあります。

大企業ほど、

• 人数が多い

• 業務が細かく分業されている

• 非効率が見えにくい

という特徴があるため、
AI導入と同時に「余剰人員」が一気に表面化しやすいのです。

でも同時に「AIで増えている仕事」もある

一方で、見落とされがちですが、
AIによって新しく生まれている仕事も確実に増えています。

例えば、

• AIをどう業務に組み込むか設計する仕事

• AIを使いこなすための教育・研修

• AIと人の役割分担を考えるマネジメント

• AIを活用したマーケティング・集客・分析

つまり、

AIを「使われる側」ではなく
AIを「使う側」になる人材

の価値は、むしろ上がっています。

実際、海外では
人事責任者（CHRO）の役割が、AI戦略の中心に変わりつつある
という動きも出ています。

AIは「仕事を奪う存在」ではない

ここで重要なのは、

AIが奪っているのは
人の仕事ではなく「役割」

だという点です。

AIは、

• 考えない

• 判断しない

• 責任を取らない

あくまで「道具」です。

逆に言えば、

• 何を目的に使うのか

• どう活かすのか

• どう結果につなげるのか

ここを考える仕事は、
人にしかできません。

中小企業・個人こそ、AI時代はチャンス

面白いのは、
この変化は大企業よりも中小企業の方が有利だという点です。

理由はシンプルで、

• 意思決定が早い

• 現場と経営が近い

• 新しいツールをすぐ試せる

からです。

AIをうまく使えば、

• 少人数でも集客できる

• 営業に頼らず売れる

• 情報発信で信頼を作れる

そんな時代が、すでに始まっています。

これから求められるのは「AIを使いこなす視点」

これからの時代に重要なのは、

• AIに仕事を奪われないか？
  ではなく

• AIをどう使って価値を生むか？

という視点です。

AIは怖い存在ではありません。
正しく使えば、

• 人の仕事を楽にし

• 本来やるべき仕事に集中でき

• 売上や成果につなげられる

非常に強力なパートナーになります。

まとめ

• 大企業のリストラは「AI時代への構造転換」

• 仕事は減っているが、同時に増えてもいる

• 鍵は「AIを使う側」に回れるかどうか

• 中小企業・個人ほど、実はチャンスが大きい

AI時代は、
準備した人から順番に恩恵を受ける時代です。


 

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この記事の執筆者

高橋 真樹（株式会社ラブアンドフリー 代表）
AI・SEO・YouTubeを軸にした中小企業向けマーケティング支援を行う。
全国で年間100本以上の講演・研修を実施し、最新のAIトレンドと実践的な集客法を発信中。