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【マーケティング】なぜ牛丼チェーン(吉野家・松屋)は倒産件数の増えているラーメン屋を買収するのか?

はい、こんにちは。高橋です。

今回の「僕の気になるニュース」シリーズは、ニュースをマーケティング視点で読み解いていく企画なんですけど、
今回は 「なぜ牛丼チェーンはラーメン店を買収するのか?」
いわば “牛丼帝国の終焉” みたいな話をしていきたいと思います。


1. まず、このデータを見てください

まずはこちら。

全国の企業倒産件数(東京商工リサーチ調べ)なんですが、
11年ぶりに1万件を超えた というデータがあります。

そして、その中でも注目なのが飲食業。

飲食店の倒産件数は、昨年が 894件 と過去最多。
さらにラーメン店に絞ると、倒産件数は 72件。これも過去最多です。

理由は明確で、
人件費・原材料費・光熱費の高騰
このあたりが一気に経営を圧迫しています。


2. じゃあ、なぜ牛丼チェーンはラーメンに参入するのか?

ここが今回の本題です。

倒産が増えているラーメン業界に、なぜか牛丼チェーンがどんどん参入している。

有名どころだと、

  • 松屋フーズが「六厘舎」などを展開する会社を買収

  • 吉野家もラーメン店を複数買収して子会社化

など、立て続けに 有力ラーメンブランドをM&A しています。

これ、知ってました?


3. 松屋フーズの売上構造を分解すると…

松屋フーズの売上って、ざっくりこうです。

  • 牛めし事業:売上の約80%

  • とんかつなどの別業態:残り

つまりずっと「牛丼一本足打法」できた会社なわけですが、
ここに限界が来てるんですよね。


4. 牛丼最大の問題:好きだけど食べられない(笑)

これ、めちゃくちゃ共感できる話なんですけど…

牛丼をいちばん食べていた世代って、90年代〜2000年代に牛丼を食べまくった
40代〜50代なんですよ。

はい、僕もそのど真ん中です。

昔は吉野家の特盛を当たり前に食べてた。
卵入れて、唐辛子かけて、がっつく。

でも、今はどうですか?

油がきつい。翌日胃が重い。量も食べられない。

これは「好みが変わった」じゃなくて、
身体の変化なんですよね。

つまり企業側が努力してもコントロールできない
“静かな顧客離れ” が進んでいるってことです。


5. 価格に弱すぎる牛丼、価格に強いラーメン

そして牛丼は、ちょっと値上げしただけでニュースになりますよね。

たった50円上げただけで「高い!」って言われて、客離れが起きる。

一方でラーメンはどうか。

僕この前、恵比寿で新しいラーメン屋行ったんですけど、
1杯1600円 でした。

高いなとは思うけど、普通にワクワクして食べちゃう。

これ不思議じゃないですか?

牛丼が1600円だったら食べないのに、
ラーメンは食べる。


6. 儲かるのはどっち?利益率が全然違う

利益率で見ると、

  • ラーメン:15%前後

  • 牛丼:その半分くらい

牛丼はそもそも単価が 400〜500円
ラーメンは 1000円が当たり前

この単価差が、そのまま利益差になるんですよね。


7. なぜ「ラーメン」なのか?市場が強すぎる

ここからが牛丼チェーンがラーメンに向かう理由です。

牛丼は

  • 男性中心

  • 単身者中心

  • 若者離れもある

一方ラーメンは

  • 女性も普通に食べる

  • 子供も大好き

  • あっさり〜こってりまで選択肢が広い

例えば恵比寿にも「AFURI」っていう柚子系のあっさりラーメンがありますけど、
女性人気すごいですよね。

つまりラーメンは 客層が広い


8. 未来の伸びしろはインバウンド

そして決定的なのがここ。

牛丼は国内依存。

でもラーメンは インバウンド最強コンテンツ なんですよ。

外国人、ラーメンめちゃくちゃ好きですよね。

「世界語としてのRAMEN」

牛丼チェーンは、この成長領域を取りに行ってるわけです。


9. SNSで拡散しやすいのも、ラーメン

ここも地味に重要。

牛丼って、写真撮りたいか?って言われると…まぁ撮らない(笑)

でもラーメンって、
出てきた瞬間「撮る」じゃないですか。

さらに「次は違う店も行きたい」と思わせやすい。

SNSで映える=広告になる
これもラーメンの強さです。


10. なぜ自前じゃなくてM&Aなのか?

ラーメン事業を自社で育てることもできるはず。

でも、ここはスピード勝負です。

ブランドを1から育てると 5年〜10年 かかる。

でもM&Aなら

  • 味が完成している

  • ブランドがある

  • ファンがいる

  • 店舗もある

お金で時間を買うってことです。

「自分で攻めるより買った方が早い」

これが答えですね。


まとめ:なぜ牛丼チェーンはラーメン店を買収するのか?

最後にまとめると、

牛丼事業は

  • 成熟市場で成長しづらい

  • 値上げに弱い

  • 顧客が高齢化し、身体的に離れていく

一方ラーメンは

  • 値上げに強い

  • 単価が高く利益が出る

  • 客層が広い

  • インバウンド最強

  • SNSで拡散しやすい

だから牛丼チェーンは
M&Aでラーメンブランドを買収し、次の成長領域に突っ込んでいる
という話です。


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高橋真樹
この記事の執筆者

高橋 真樹(株式会社ラブアンドフリー 代表)
AI・SEO・YouTubeを軸にした中小企業向けマーケティング支援を行う。
全国で年間100本以上の講演・研修を実施し、最新のAIトレンドと実践的な集客法を発信中。

2026/01/11

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