AI検索時代に「ブログを書かない会社」が静かに不利になっている理由

AI検索時代に「ブログを書かない会社」が静かに不利になっている理由

質問

これからの時代、会社ブログは本当に必要なのでしょうか？
SNSやYouTube、AI検索がある今、ブログはもう古いのでは？

回答

結論から言うと、AI検索時代だからこそ、ブログを書かない会社は不利になります。
理由は、検索エンジンの役割が「探す」から「判断する」へ変わっているからです。

本文

検索エンジンは「答えを出す存在」に変わった

以前のGoogle検索は、
「キーワードを入れて、一覧から選ぶ」仕組みでした。

しかし今は違います。
GoogleのAI Overviews、ChatGPT、Geminiなどは、

• どの会社が信頼できそうか

• 誰が専門家か

• 実績がありそうか

をAIが先に判断して、要約した答えを出す時代になっています。

ここで重要なのは、
AIは“会社の公式な発信内容”を見て判断しているという点です。

AIは「更新されない会社」を評価しない

AIは人間よりもシビアです。

• 数年前で更新が止まっている

• 事業内容がよく分からない

• 社長やスタッフの考えが見えない

こうしたサイトは、
「今も活動している会社なのか？」が判断できません。

結果として、
AIの回答の中に登場しなくなります。

これは検索順位が1つ下がる、という話ではなく、
存在しない会社として扱われるリスクです。

ブログは「AIへの自己紹介資料」

今のブログの役割は、
単なる集客ツールではありません。

• どんな業界で

• どんな考えで

• どんな実務をしている会社なのか

をAIに正しく理解させるための公式資料です。

実際に問い合わせが来るお客様は、

• ブログを数本読む

• YouTubeを見る

• SNSをざっと確認する

という行動を、連絡前にほぼ必ずしています。

ブログがない会社は、
判断材料を自ら捨てている状態とも言えます。

「毎日更新」は必要ない

ここでよくある誤解があります。

• 毎日書かないと意味がない

• SEO対策で大量に記事が必要

これはもう古い考え方です。

重要なのは、

• 実務に基づいた内容

• 経営者・現場の考えが分かる

• 定期的に更新されている

この3点です。

月に2〜4本でも、
きちんと“今も動いている会社”だと分かるブログがあれば十分です。

これから不利になる会社・有利になる会社

今後、はっきり分かれていきます。

不利になる会社

• ホームページはあるが更新していない

• 発信はSNSだけ

• 情報は口頭営業頼み

有利になる会社

• ブログで考えや実績を残している

• 動画・SNSと連動している

• AIにも人にも分かりやすい発信をしている

AI検索時代は、
「黙っている会社」より
「語っている会社」が選ばれます。

まとめ

ブログはオワコンではありません。
むしろ今は、

• AIに選ばれるため

• 問い合わせを本気に変えるため

• 営業しなくても選ばれるため

の土台インフラになっています。

「忙しいから後回し」は、
AI時代では一番コストの高い判断かもしれません。

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この記事の執筆者

高橋 真樹（株式会社ラブアンドフリー 代表）
AI・SEO・YouTubeを軸にした中小企業向けマーケティング支援を行う。
全国で年間100本以上の講演・研修を実施し、最新のAIトレンドと実践的な集客法を発信中。